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久留米市民オーケストラホームページアドレス:http://www.kurumeshiminorchestra.jp/



 オケラッパ吹きの単語帳                 メールはこちらまで(江上 直)

オケラッパ吹き必須単語帳(多少自虐的)
                 by久留米市民オーケストラ「酒席」トランペット奏者
 江上直

アー(A)
 
チューニング(音あわせ)の基音

あー
 
ため息の音
長い長い長い休みの小節を数え「さあ、吹くぞ!・・」・・・・・意気込んで楽器を構えた時に突然・・棒振りが・・(こーゆー時には当然「指揮者」などとは呼ばれない)棒を下ろして講釈をタレ始めた時に、金管楽器群より、しばしばもれる。


あー
 
あくびの音

打ち上げ
 
本番のこと。この時ウマイビールを飲むためだけに、演奏会が存在する。

落ちず、残らず、飛び出さず
 
オーケストラプレーヤーが、まず身に付けるべき生活の知恵。

落ちる
 
演奏中に発生する事故の一つ。休みを数えて入るべきところを入れない状態。リズムが複雑な曲で時々発生するが、精神のたるみ、夜泣き、疳の虫。思い出し笑いなどによっても起こる。「この楽器を聴いて入る」の楽器が落ちたためになだれ現象が起きる場合がある。自分を信じよう。「演奏旅行での悲愴のドラ1発」は精神訓話。

おはよう
 
田園」の3楽章、あるいはブラームス第3交響曲4楽章の前にラッパ吹きが交わす挨拶の言葉(寝過ごすこともある)
⇒参照 おやすみなさい 寝過ごし


おやすみなさい
 
「田園」の本番前、あるいはブラ3の1楽章の後にラッパ吹きが交わす挨拶の言葉。

数える
 
休みの小節数をカウントすること。あいまいな棒を振る棒振りの時は大変。
手足の指を使うと20小節までは楽に数えられる。


カスミシモ
 
プレッシャーとの戦いに敗れたラッパ吹きが出す音。奏者の頭ン中には絶妙のピアニシモが鳴っているのだが。

気配り
 
1)小さな音で吹くこと。あるいは楽器を構えるだけで音を出さないこと。
 2)「田園」の本番中、4楽章に入る前にトロンボーン、ティンパニの奏者がちゃんと目を覚ましているかどうか確認すること。そして、まだ寝ている時にはそっと起こして上げること。


クラリネット
 
ああ、なんて可哀想・・。ラッパのベルの30センチ前にアタマがあるなんて・・。胸が痛む・・。

クレッシェンド
 
本来は「そこから次第に音を大きく」という意味。アマオケではその文字のところで既にフルオープンになっとるばやいが多い。トップの統率力の見せ所。

こうもり
 
⇒参照  ホルン

コルネット
 
風邪をひいて洟がつまったトランペットのこと。満員電車の中で前後から圧縮されると、さらによい楽器になる。

座して待つ
 
模範的なトランペット奏者の合奏中の態度。

自意識過剰
 
首席トランペット奏者の精神状態。でもこれでなきゃプレッシャーの荒技、ストマッククローは撥ね返せない。
⇒参照 目立ちたがり プレッシャー ストマッククロー


四角
 
伝統ある中学の吹奏楽部に古くから伝わるトランペットのベルの形。およびチューバ全体の形。

指定席
 
弦、木管、こうもりが座る席    ⇒参照  自由席、立見席
自由席
 
トランペット、ティンパニの席
■信号無視虫
 指揮者(トレーナー)が棒を下ろしているのに、止まりきれず(気付かず)ペラペラ吹く(弾く)無神経なヤツのこと。「アタシゃ、棒やら見とりまっせんばい。」と大声でわめいておるのと一緒だ。オケのレベルが一発でわかるバロメーター。

過ぎたるは及ばざるが如し
 
吹きすぎを戒める格言。

スコア
 
地図帳のこと。道に迷った時に便利。またコレがあると長い休みを数えなくて済む、ラッパ吹きの生活必需品。カーナビのように画像と音声(イヤホーン)で指示してくれるものも開発中らしい?

ストマッククロー
 
本来はプロレス技。(日本名 胃袋づかみ) プレッシャーの得意技。⇒参照 プレッシャー

スフォルツァンド
 
ハイトーンを演奏中のラッパ吹きの目の中に火花が飛び散る瞬間。

選曲会議
 
多くの音符を配給してもらうことに成功し本番までの期間を裕福に過ごせるか、または少ない音符を食い繋ぐハメになるかの分かれ目になる音符配給会議。
理論によるゴリ押し(屁理屈ともいう)、泣き落し、恐喝、買収、誘拐、ハイジャック、ミストーン混入などあらゆる手段を駆使して音符の取り分を増やすことが、尊敬されるパートリーダーの必須条件。


立見席
 
トロンボーン、およびティンパニ以外の打楽器の席

チャイコフスキー
 最初はいいが、いつも同じしゃべり方ばかりなので話していると次第に飽きてくる友人。たまに会うといい。デリカシー欠乏症に悩んでいるらしい。

田園
 ご存知、ベートーヴェンの第6交響曲。
オーケストラのトランペット奏者の精神的習熟度(諦観ともいう)を確認するバロメーターとしてしばしば演奏される。この曲を嬉々として吹くラッパ吹きは、修行の甲斐あって、ついにチベットの高僧のような涅槃の境地に達したといえる。


ティンパニ
 
無二の親友。もしパート譜を忘れてもティンパニの楽譜を借りてコピーすれば何とかなる(特に古典曲の場合には)。
奏者が立ち上がったらそれまで読んでいたマンガを譜面台に置き、背伸び、アクビをして楽器を構える。そして右目の端で振り下ろされるティンパニのばちを捉え、ついでに左目で指揮者を見て吹くと事故(落ちる、飛び出す)が少ない。
楽譜は見ないのかだって?音少ないんだからそれぐらい憶えとけ。

飛び出す
 
演奏中に発生する事故の一つ。本来入るべきところより早く吹き(弾き)出すこと。ピアニシモの時にこれをやると、その場面に居合わせた、聴衆、演奏者、指揮者、掃除のおばさんなど全ての人に自分のことを憶えてもらえる。田園の4楽章でやると「あ、田園にもラッパがあったんだ」という新鮮な驚きを皆(聴衆、演奏メンバー、そして指揮者)に与えることが出来る。

ドボルザーク
 
友人の一人。

トランペット
 
吹いて音を出す珍しい打楽器。金属製。古典曲においては「ど」と「そ」の音だけでほとんど間に合ってしまうため、バルブが壊れていてもほとんど演奏に支障はない。半音が演奏できる珍しい打楽器であることを知る人は少ない。奏者は一匹狼。こうもり族のように群れることは殆どない。

トランペット吹きの平日
 
合奏練習中のこと。楽器を磨き、たまったヨゴレをとり、オイルを注している状態。たまに本を読んだり、居眠りしたり、アクビしたり・・・。かわいい女の子(バイオリン)の方を見ていると目が合ってドッキリしたり。古典曲、あるいはにっくきブラームスをやるときに頻繁にこの状態に陥る。

トランペット吹きの休日
 
休憩時間のこと。やっと吹ける! イマ吹いて調子を整えないと「平日」にはほとんど吹かせてもらえないのだ。貴重な練習時間だ。ケガしたくなかったら誰も話し掛けるな!!

トランペット吹きの子守唄
 
田園の1、2楽章、あるいはブラ3の2、3楽章のこと。
⇒参照 おやすみなさい おはよう寝過ごし


トロンボーン
 
ラッパ吹きの精神的な支え。「オレたちもヒマだけど、まあアイツらに比べれば、まだいいか・・」 ティンパニ以外の打楽器も同類項。チューバは比較すること自体が失礼にあたる世俗を超越した崇高な存在だ。プロオケでは出番がなくてもちゃんと給料がもらえるので、働き詰めの弦楽器どもの怨嗟の視線を浴びるが、アマオケでは音符の数はごく少なくても会費は同じだけ払わなければならないカワイソウな楽器。オケの各セクションの中で最も燃費が悪い(酒量が多い)パート。

寝過ごし
 
「田園」で眠り込んだまま曲が終わり、聴衆の拍手で目がさめること。トランペットが一音も出さなかったことは棒振り以外誰も知らない。(もしかすると棒振りも知らない)

残る
 
周りのみんなが音を切った後も、自分だけ音を出している状態。3大事の一つ。実は棒振りのあいまいなタクトによって起こるケースが最多。

ビブラート
 
音を震わせてツヤ付けて吹く技術。やりすぎると演歌ラッパになるので注意。ラッパ吹きの知性と教養(痴性と狂養)が試される。唇、息を用いて、あるいは楽器を揺すって振幅をコントロールする。緊張のため、ヒザでかけるのは「ビビラート」という別なテクニック。

ビール
 
ハイオクガソリンのこと。

ふ!ふ!
 
木管楽器(特にクラリネット)が楽器にたまった水滴を吹き飛ばす音。他の木管パートからはあまり聞こえないのはなぜか。

譜面台
 
本来の目的は読んで字の如し。通常は本を置いたり、居眠り時の衝立になったり。

ブラームス
 トランペット奏者最大の敵。タイムマシンに乗ってまず抹殺すべき作曲家。誰か、はやくタイムマシンを作ってくれ!!抹殺のための決死隊員10名は、コイツに対し恨み骨髄のラッパ吹き3万名の志願者(志願書の印は当然全員血判・・小指添付者もいる)から選ばれた精鋭ぞろい。

フリューゲルホルン
 
楽器を洗う時うっかりして一晩中風呂に浸けたままにして、形、音色ともふやけてしまったトランペットのこと。干しても元に戻らない。食用不可。

ブルックナー
 
仲のよい友人の一人。鷹揚なアントンおじさん。

ふりだしに戻る
 
長い長い長い休みの小節を数え数えて、さあ!という時に指揮者が「では、そこまでもう一回」と言うこと。あまりにコレが多い、と身に覚えがある指揮者は暗い道を歩かない方がよい。ラッパが待っているときには頻繁に繰り返されるが、久々に吹くとき(特にカッコイイところ)は、たいていは一度で通り過ぎてしまう。

ぷる!
 
こうもりが墜落した音。「こうもりも(よく)空から落ちる」

プレッシャー
 
最強のライバルの一人。長い休みの後やピアニシモでのハイトーンの前によく遭遇する。この二つの条件が合体すると・・うう、考えるだけで寒気がする。  めでたくこいつをねじ伏せると打ち上げのビールがうまい。

蛇の生殺し
 
やいコラ! ブラームスのアンポンタン。ラッパ使うならきちんと使え!使い方を知らんなら最初から使うな。どうしても 使いたいならブルックナー先生にちゃんと使い方を教わってからにしろ!中途半端な使い方するな。

暴走族
 
吹き(弾き)だすとどんどん急ぐ奏者のこと。
⇒参照 ロマンティスト


ホルン
 
オーケストラに住むこうもりのこと。姿かたちはかたつむり。奏者は群れて行動する習性を持つ。要領よくおいしい場面だけをつまみ食いして回るので、金管族のヒンシュクをかっている。ウィーントランペットコアーや、ここを手本に設立された東京トランペットコアーに入れてもらえないのは致し方のないところ。

待ち時間
 
合奏練習の時間のこと。「トランペット吹きの平日」参照

マーラー
 
仲のよい友人の一人。神経質でいちいち注文が多いのが玉に瑕だが・・。

ミストーン
 
金管楽器が本来吹くべき音をはずすこと。こうもりがやると同情してもらえるが、トランペットだと爆笑のウズ・・。この差はいったい何だ?もしやっても、隣をチラリとみて相棒のせいにすることが生き残る秘訣。ためらうようでは一人前のオケラッパ吹きとはいえない。

目立ちたがり
 
トランペット奏者(特に1st)に必要不可欠な性格要素。

もう一回
 
合奏練習中、吹き損ねた後に「ああ、もう一回そこをやって」と思ってもやってくれない時の状態。弦楽器の演奏の中で本来一つであるべき音程やリズムが「なぜかいっぱいある」とすぐ「もう一回」やるのに、ラッパの時は棒振りがチラッとこっちを見るだけ。ヤイこら、棒振り!プレッシャーはラッパのほうがデカイんだぜ。

ヤリガイ
 
オケラッパ吹きにとっては「ど」「み」「そ」以外の音の数のことを指す。オーボエ奏者にとっては、一大ソロの数のことらしい。

唯我独尊
 
トランペットがフォルティシモを吹いている状態。オーボエが一大ソロを吹くときもコレに近い。

リップクリーム
 
トランペット奏者の必需品。田園の本番前には必ず塗っておくこと。運よく3楽章の前に目が覚めても唇がカサカサでは・・。

ロマンティスト
 
美しいメロディを弾き出すと、どんどんのめりこんでテンポがのびる奏者のこと。なぜか女性に多い。やっぱオンナはコイに生きるものらしい。

 2003年2月4日立春より再カウント